2019/11/07 08:30

本日もブログにご訪問くださり、
ありがとうございます。
アトリエ陶喜の辻本喜代美です。

!本編に入る前にお知らせです!

改装作業が少々遅れ気味となっておりましたWebショップですが、
少しずつ商品をプラスしていくスタイルで内容を増やしております。


それぞれの作品画像と商品案内ともに、
作品にまつわるストーリーも書いてますので、
楽しく読んでいただければ嬉しいです。

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

それでは本編に入ります。
今回は私のONとOFFの話です。


「物語ある作品を作りたい!」

と熱烈に思いながら、
昔の私は本当に
ONとOFFの切り替えが出来ない人でした。

ONだけ人間、
ワーカーホリック気味というか。
予定が詰まっていないと不安になって
ONだけの自分が全てだと思い込んできました。


遊び心が一番必要なことを生業としているはずなのに
「遊び心」というものがわからない。
すごく矛盾しているでしょ(笑)。


走ることしか考えられなかった私が、
歩いてみる。止まってみる。休んでみることを
真剣に考え出したのは、つい最近のことです。


きっかけは手術と入院とリハビリ。


お陰様で今はすっかり良くて、
もうまる2年を越しました。


今だから言えることですが、
強制終了、強制停止の期間というのは
決して悪いことではありません。

日常体験しないことを
手術を通して病院で感じる。


「今日、水が飲めた!」
「今日、ご飯が食べれた!」
「今日、歩けた!」
「今日、一人でトイレに行けた!」


人が生きる上で最低限必要な活動が
こんなに嬉しく、幸せなことなんだ!


本気でそう思いました。

そこからでしょうか。

「私が幸せに思うことを正直に真剣に感じとる」

ということにフォーカスするようになりました。
ONとOFFの意識がハッキリしてきたのも
この頃からだったと思います。


OFFをしっかり意識するようになり変化したことは
確実に自分の気持ちが良い意味で緩んだことでしょうか。
それは作品の表情にも影響するようです。


作品は物語の種
そして私自身。


面白いものです。
作品以外にも、
見たいもの、聞きたいもの、食べたいもの
身に付けたいものと身に着けたいもの。
行きたいところ、体験したいこと、

なんとなく変化していくような気がします。


この2年間は、
「あ〜。私って、こういうことが好きだったんだ〜。」
「あ〜。私って、こういうことが嫌いだったんだ〜。」

発見の日々。

「作品を作っていく。」という活動は
学生時代から数えると約30年になろうとしていますが、
当初から描いていたコンセプト、

「物語を感じる作品」というのは、

もしかしたらこれから本当の意味で
叶っていくのかもしれません。


いつも温かく言葉をかけてくださる
先輩ご夫妻が、ある時

「喜代美さんは、お休みのとり方が上手ね。」

と言ってくれました。

それを聞いた時、
「あ〜。私の中で何かが変わり、
何かを手放せたんだな〜。」
そんな風に思いました。

三次元の世界は思い描いたことが実現するまでに
タイムラグがあるといいます。

あの時、既にあったのかもしれない
私の作品のイメージの世界。
そこに現存の私が一歩ずつ歩み寄っている。

そんな不思議な感覚でいる2019年の秋です。

(北のカムイのいる森の中。この写真がすごき好きです。)


今回のブログをご一緒に楽しんでくださり、
ありがとうございました。



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次回のオープン日は12月1日です!

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