2019/04/17 08:55
ご訪問下さり、ありがとうございます。
アトリエ陶喜の辻本喜代美です。
私は陶芸家として
アート作品に取り組むと同時に、
「陶芸による大人のための
癒しのモノ創り空間」
をコンセプトにした
陶芸教室も開いています。
今回のブログは、
アトリエ陶喜のもう一つの顔、
陶芸教室の事について書いてみましょう。
私が陶芸に関わり、
作品を表に出していく活動は
平成のラストで24年になりました。
(美術大学生時代を入れると、+αもうちょっとです。)
そのうち陶芸を人に教える仕事は約13年。
自分のアトリエで教室を始めてから約10年です。
その間、私のアトリエは今に至るまでに
名前が3回変わっています。
なぜかといえば、
若い頃。
焼き物以外に色々な素材に興味があった私。
自分の作品を作っていく時は
陶芸だけでなく、金工や木工、
紙漉きや織、
とにかく色々やってみたくて
決められなかったんです。
「陶芸の工房です!」
と覚悟を決めて言い切れませんでした。
だから何となくモヤっとしながらも
それらしい名前をつけておこう。
という所に留まっていました。
これはある意味
自分で勝手に
モヤっと悶えている1人コントです!
モヤっとしてるのが怖くて
自分に負荷をかけてました。
「先生としてイイ先生でいるべき!」と。
こうでなければいけない!
こうあるべき!
ベキベキベッキー星人だったと思います。
そんな私が陶芸教室を始めると、
本当は心に余裕が無い時も沢山あり、
未熟な対応をたくさんしてしまったはずです。
気持ちに転期が訪れたのは
アトリエの引越しです。
引越しを機に
いつか使うと手放せなかった
陶芸以外の道具や材料を全て処分しました。
最初の断捨離です。
そして新しいアトリエに引越し。
それに伴って、
私はこの教室を
一体どういう雰囲気にしたいのだろう?と、
陶芸作家としての自分と
教室の先生としての自分。
真剣に考えました。
まずは、
ふさわしいアトリエの名前から
考え直そうかな。
そんなある日、
生徒さんとの何気ない会話で
「実は今までの教室の名前が
自分の中でしっくりいかなくて、
相応しいのを考えているのに
全く思い浮かばないの。」と
ポロリと弱音を吐いた私。
生徒さんも一緒に考えてくれました。
その中の1つに上がったのが
「アトリエ陶喜」
陶芸を通して喜びの時間を過ごしたい!
そんな思いから陶芸の「陶」と
私の名前の一文字「喜」を
つなげた名前。
すると生徒さんたちが
「先生!今までで一番しっくりするよ!
名前1つで喜代美先生が開いてる
陶芸教室だって事がよくわかる!」
と言ってくれたのです。
こうして生徒さんたちと一緒に
考えてついた名前がアトリエ陶喜です。
それから約5年が過ぎました。
その間、色々な先輩方の
アドバイスを聴きながら
「あーでもない、こーでもない、」
幅広い層の方が楽しめるように。
思い巡らし実行したものもありましたが、
これが逆に迷走でした。
「全ての人に受け入れられる
教室のスタイル。そんなものは無い!
だったらまず私が心地良いと感じる場所に。
そんなモノ創りスタイルの教室にすればいい。
合う人は合う。合わない人は合わない。
それでいいじゃないか!」
全ては波長の法則
ハート チキン🐔ながら
最近やっとそう思えるようになり
今のコンセプトに至りました。
だから時には、
体験や入会に来られたお客様が
ご自身の求めていることと
私の教室のコンセプトからズレてるかな?
と感じるときは、その旨をお伝えして
他のお教室をお探し頂くよう
ご案内することもあります。
だって、その方が親切です。
お客様にとって
大切なお時間と大切なお金ですもの。
そして教室のコンセプトは私にとって、
今、来てくださっている生徒さんにとって、
とても大切です。
「陶芸による大人のための
癒しのモノ創り空間」
静かな住宅街にそっと佇む
小さな陶芸教室ですが、
「自分の時間を大切に過ごしたい。」
「忙しさから離れて
何かに没頭する時間が欲しい。」
陶芸を通しての楽しみが
喜びとなり心の栄養となりますように。
教室を開いて10年。
今やっとこうしてアトリエの陶喜の
コンセプトを掲げられました。
アトリエ陶喜の陶芸教室はそんな場所です。
今回のブログを御一緒に楽しんで下さり
ありがとうございました。
私のアトリエのHPでは
作品や展覧会の情報、
主催する陶芸教室の詳細なども
ご案内しております。
ぜひ合わせてご覧ください。
アトリエ陶喜
辻本喜代美