2019/04/24 10:01
本日もブログに訪問下さり、
ありがとうございます😊
アトリエ陶喜の辻本喜代美です。
私の作品を実際にご覧下さったみなさんは
お気づきと存じますが、
大抵、花か渦巻きの
細かな紋様が刻まれています。
もうこれがすっかり
トレードマークになりました。
今日は私と私の愛すべき紋様について
ブログで書いてみます。
思い起こしてみると
陶芸を始める前から私には紋様が
染み付いていました。
大好きというより、
染み付いている。
です。
小学生の頃、
クラスでチームになって
自由帳何ページにも渡る
縄文紋様のような迷路を
描き続けていた思い出があります。
多分これが、
一番本能的な部分と紋様が
直結する記憶で、
それを起点として、
どんな紋様が好きとか
どんな様式が好きとかの理由は
後から結びついた事です。
陶芸作品に紋様をつける作業といえば
「絵付け」というのを
思い浮かべる方も多いことでしょう。
でも私の場合、
最初にたまらなく好きになった技法は
「象嵌」という方法でした。
紋様を彫って、
違う色の粘土を埋め込んで
削り出す。
まるで紋様の発掘作業です。
初期の頃は
粘土を色々着色するのが楽しくて
紋様も色をつけたスタイルでしたが
作れば作るほど
紋様自体が好き
という事に気づき、
気付けば気づくほど
紋様を彫り出し、
掘り出すことに
楽しさを見出していました。
ただ1つ反比例な事として
紋様でたくさん装飾することは
大好きなのに
カラフルな仕上がりのものは
ちょーっと苦手でした。
ハハハハハ。
なので
紋様彫り出しスタイルで
大好きなデコレーションを
思う存分楽しむためにどうしようか?
ということを考えた末、
色という要素を引き算し、
白いスタイルの作品にしよう!
そう決めて、そろそろ5年。
今に至っています。
自分の作品の表現方法を変えていったり、
新しいことを採用していったりすること。
実はとても勇気がいります。
なぜかというと、
「前の方が良かった。」
という意見を述べて下さる方が
必ずいらっしゃるからです。
作品の雰囲気を変えていくこと。
決めた当初は、その思いについて
少々カッコつけたニュアンスで
説明してきたこともありました。
でも今はカッコつけずに言えます。
「だって、
もっともっと紋様を
彫ったり着けたり、
そういう作品作りがしたい!と
思ってしまったから。
今、取り組みたい作品が、
それだから。」
これからも
私の気持ちの
「今」
を大切に、
物語ある作品を作り続けたいです。
今回のブログをご一緒に楽しんでくださり
ありがとうございました😊
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
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アトリエ陶喜
辻本喜代美
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