2018/07/12 22:35
ご訪問いただき、ありがとうございます!
アトリエ陶喜の辻本喜代美です。
私の作品たちの仲間には、
あまり器のシリーズがありません。
でもずっと昔、
まだ美大を卒業してすぐの頃は
器の作家になりたくて、
器ばかり作っていました。
インテリアとしてのオブジェを
作るようになってから
ちょうど15年程でしょうか。
作るようになってから
ちょうど15年程でしょうか。
昨年くらいから、
「オブジェと要素を融合できる。
そんなスタイルで、しかも
使いやすい器を作りたい。」
と思うようになり、その制作を始めました。
そして生まれたのがfloralという
器のシリーズです。
この器のシリーズの模様は、
私の好きな花の要素を組み合わせ、
季節を問わない架空の花を
私の好きな花の要素を組み合わせ、
季節を問わない架空の花を
1つ〜3つ配置し、
昔からある陶芸装「掻き落とし」
という技法で飾られています。
本体を白くなる土で作って、
その上からベージュに焼きあがる
土を塗り重ねます。
ちょうど油彩の作家が
キャンバスに下地を塗るような
感じです。
そうやって作った器のキャンバスに、
墨でフリーハンドにより花の絵を
下書きは一切せず、筆で描いていきます。
いわば完全原画の一点ものです。
土を塗り重ねます。
ちょうど油彩の作家が
キャンバスに下地を塗るような
感じです。
そうやって作った器のキャンバスに、
墨でフリーハンドにより花の絵を
下書きは一切せず、筆で描いていきます。
いわば完全原画の一点ものです。
墨で描いた絵の線の部分だけを
残すようにして、その他の部分を
細かい削り出しができる道具で
丁寧に削り出していきます。
これが掻き落としという技法です。
残すようにして、その他の部分を
細かい削り出しができる道具で
丁寧に削り出していきます。
これが掻き落としという技法です。
こうして描いた部分だけ彫り出し、
掻き落とし模様にした器を、
よく乾燥させてから素焼の窯に入れます。
その後、釉薬をつけて
本焼きして完成となります。
トップに掲載した写真のように、
窯で焼くと墨の部分は消えて、
下地に塗ったベージュの土が出てきて
とてもエレガントな印象に
仕上がって来ます。
シリーズものですが、
一つ一つは一点ものです。
こうしてちょっと手の込んだ
器シリーズのfloral。
豆皿サイズから、ディナープレート、
ワインクーラーなども制作しております。
普段のお食事も、ハレな日のお食事も
楽しんでいただけるように作りました。
ぜひ実物をお手にとってご覧いただき、
ぜひ毎日のお食事に
お使いになってみてください!
現在、BASE内で
ご用意しているシリーズは
となります。
ぜひご覧になってください!
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