2024/11/07 12:05

改めましてこんにちは。

陶造形家の辻本喜代美です。

このブログを見てくださる方々は

作家さんが作った陶器が好きな方も

多いはずです。


最近は作り手も使い手も

若い方々が増えました。

作家モノ器使いデビューの方もいるでしょう。


今回はそんな方の向けて、

陶器の器と末長く仲良くする

お手入れについてお話ししますね。



使い始める下準備


陶芸で作られた器には大きく分けて

2つの種類があります。それを踏まえて

日頃のお手入れをしていきましょう。


陶器(土もの)

米のとぎ汁で煮沸(10分〜15分・弱火)します。

これは目止めという作業です。

目に見えない器の表面の凸凹を

お米の糊で埋めて、

汚れがつきにくくなります。

大きな器で煮沸が難しい場合は

お米のとぎ汁を器に入れて

2時間ほど放置します。

どちらも、目止めが終わったら、

よく洗ってください。


磁器(石モノ)

粘土の粒子が細かいため、

汚れが入り込みにくいですが、

使用前には水に潜らせ、表面の汚れを

落としましょう。


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②実際に使うとき

陶器磁器、どちらもキレイな水に5分程度浸し、

器に水分を含ませてから使うと、

油汚れなどが入りにくくなります。

 

③使い終わったら


食器用洗剤で汚れを落とし、

水気を拭いてよく乾燥させてからしまいます。

水につけたままにしないように

注意しましょう。汚れ染みや、

カビの原因になります。

 


④使い途中で

器を使っていると表面の釉薬部分に

貫入(カンニュウ)」と呼ばれる

ヒビ模様が入る時があります。

これは陶器の表面の小さな隙間に、

飲み物やお料理の色素が

入り込んでできる焼き物独特の模様です。

貫入を気にする合は最初回ご使用前に

①の「目止め」の処理を

しっかりしましょう。


または日々のご使用前②のように

5~10分水に浸すだけでも

効果があります。


キッチンハイターでの洗浄も

可能かと思いますが、

可能なら各作家さんに

取り扱いを聞くと良いでしょう。

ちなみに私の作る器はハイター洗浄がOKです。


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最後まで読んでいただき

ありがとうございます!


アナタの器使いのお役に立てたなら

嬉しいです。


アトリエ陶喜・辻本喜代美でした。


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