2023/03/10 15:11
石垣の隙間から小さな白い花が顔を出す。
それはアトリエにやって来た春のサイン。
◉毎年いつの間にかコンニチハ◉
いつの間にか石垣から顔を出す白い花は
ハナニラと言います。
アトリエに春を告げる花です。
この時期、アトリエの庭は
日を追うごとに変化していきます。
草花の芽吹きが次から次へ。
ここから梅雨入りまでが一番楽しい季節です。
だいぶ暖かな気候になりました。
東京の桜の開花予想は来週末。
例年よりだいぶ早い春の訪れを感じます。
そして今回はアトリエの春の様子をブログに綴ります
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◉私の作品が出来あがる環境◉
アトリエ陶喜のキャッチコピーにもあるように
私は曽祖父から縁のある地にアトリエを構えて
作品を作ったり陶芸教室を運営したりしています。
これは本当にありがたいことで
ここで作品を生み出せること自体が
幸せなことだと今は心から感謝しています。
なぜならご先祖様からの後援を受けていることと
同じと思っているからです。
そんな私も、若い頃は
それをありがたいことと感いていなじ時期がありました。
「成功するのは苦労しなければいけないのではないか?」
という謎の思い込みがあったからです。
でもそんな時に、あるギャラリストさんが
こんなことを言ってくれました。
「喜代美さん、喜代美さんは環境に恵まれているのだから
それを素直に受け入れて作品に反映させなさい!
アートは人の心を豊かにするものなのだから
豊かな気持ちをしっかり感じて作品に取り組んだ方が
言いに決まっているんだから。」
◉あれから十数年◉
当初の私はその言葉を直ぐには受け止めきれなかったです。
頭で分かっていても、
不要な思い込みをたくさん抱えていましたから。
もしそれを一斉に受け入れたとしたら
脳と心と身体が消化不良を起こしたでしょうね。
その後、心理学の勉強をしたりして
一つ一つを消化して受け入れるようになりました。
時間はかかりましたが、
今この場所を愛でながら作品を作ることができて
とてもありがたいと感じています。
◉この環境で生まれた作品たちの晴れ舞台◉
来月、この環境と今の私の気持ちから生まれた作品たちの
晴れ舞台があります。つまり個展です!
「アプロディアを探して」
https://www.atelier-touki.com/tenrankai
ただいま制作真っ只中です!
この展覧会のお話については次回のブログでお伝えしますね!
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最後まで読んでいただき
ありがとうございます!
陶芸で、やわらかな気持ちを届ける
アトリエ陶喜・辻本喜代美でした。