2021/10/14 09:00
自分だけでは気がつかないことってよくあります。
ある種の思い込みもその要因となります。
ときどき、そういうことを
お客様の声として
ヒントをいただける事があります。
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フルモデルチェンジとか、
マイナーモデルチェンジとか、
自動車の世界ではよく耳にしますよね。
今回は私の作品の中の
モデルチェンジに関するお話しです。
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私の作品の中に
天使をモチーフとしたアロマスタンドがあります。
今回、この台座の部分をモデルチェンジしました。
以前はガラス質の
光沢あるグリーンの台座が
付属されていたものです。
当時のイメージは
童話「金の斧・銀の斧」をモデルに
深い森の池の湖面に立つ天使が斧ではなく
香りを届ける・・・
みたいなイメージで台座を光沢ある
ガラス質のグリーンの台座にしたのでした。
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その後、
お客様からお問い合わせを頂いたのです。
「他の色の台座はありますか?」
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当時はチャットのやり取りで
ご用意がない事をお伝えしたのですが、
何だか私の胸の中で引っかかっていたのです。
後になり、また別の方と今度は
直接お会いして作品を手に取っていただく中で
同じご意見をいただきました。
丁寧にゆっくりお話を伺う中で、
なるほど!と思う事も多々あり
台座部分のモデルチェンジを決めたわけです。
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それからいざ、
同じ陶器が良いのか、
別素材がいいのか?
素材探しから始まり、
似合いそうな台座とデザインが
全然見つからない。
ただの板だと、なんとも味気ない。
同時かならないものか?と。
時間が過ぎて行きました。
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解決策は意外なところにありました。
それは、陶芸教室の
生徒さんへのレクチャーの中で
見つけたのです。
モーニングプレートを作りたい!
とおっしゃっていた生徒さんへの
作品アドバイスの中で、
「あら!これいいかも!!」と。
それで出来たのがこの台座です。
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サンプルを作ってから
しばらくその上に
天使のアロマスタンドを置いて
展示してみました。
「先生!これかわいいね〜。」
「この台座の柄も可愛い〜。」
と、教室の皆さんの反応もいただき、
これなら良いかしらね・・・
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人それぞれ、色々な意見をみなさんお持ちです。
ですから万人にウケる作品を作ることは
到底叶わないことと、私は思っています。
また、周囲の要望を取り入れすぎると、
その人らしさも無く、
誰にも波動が合わないものになってしまいます。
ただ、同じようなご意見が
いくつか重なってきた時は、
それを素直に取り入れて
向き合う事も大切です。
それは、モノ作りに限らず、
様々なところで言える事でしょう。
結局のところ、
手から生まれるものは
その作り主の波動を纏っています。
その人の発するものは皆、
その人の今の波動に影響しているのです。
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ということで、
台座のモデルチェンジをすることで
以前より優しく柔らかな雰囲気になった
天使ちゃんたち。
あ!ということは、
私の中では今、
柔らかな空気が湧いているのかしら〜☺️
うふふ。
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今週も読んでくださり、ありがとう!
陶芸で、やわらか〜い気持ちを届けたい
東京都立川市の
陶芸アトリエと陶芸教室。
陶芸でアートとセラピーの時間を!
アトリエ陶喜・辻本喜代美でした。
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今回の作品はこちら。
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やわらかな気持ちの作り方
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お客様からいただいたご感想を集めました。